社会保険の調査が回ってきたけど5分で終わったお話
ある日突然、こんな通知が郵送で届きました。
数年ごとのタイミングで社保の調査が入る事があるのは噂に聞いていましたが、当社はいま2期目で、初めてもらった連絡でしたので少し驚きました。
色々と調べた所、以前は調査対象はランダムに選ばれていましたが、現在はすべての会社が対象となっているみたいです。
今後同じようなお手紙をもらう事になる方もいらっしゃるかと思いますので、今日は「健康保険・厚生年金保険事務についての調査」がどんな感じだったかまとめます。
調査が入る目的
主にこちらの理由です。
・社長や正社員だけでなく、パート/アルバイト従業員の加入漏れが無いか
・算定の基礎となる報酬額は正しいか
・加入時期は適切か
準備する書類
このようなラインナップです。
当社の場合は、人事労務freeeというソフトを普段の労務管理で使用しておりまして、労働者名簿・出勤簿・賃金台帳はソフトから自動作成したものを出力しただけでした。
決定通知書等もしっかり保管してありましたので、必要書類の準備はものの2-3分で問題なくおわりました。
当日の流れ
指定されたのは7月某日の朝9時、猛暑で最高気温が更新された日でしたが、なんとか渋谷の年金事務所へ到着しました。
調査会場にはこんな感じの案内がありました。
その日の一番乗りだったらしく、すぐに自分の番が回ってきます。小さなブースが5-6個並んでおり、調査員の方々がスタンバイしていました。
とりあえず、調査員の方の簡単な名乗りがあった後、代表者の方ですね?という確認から始まります。身分証明書などの提示は求められません。
取り急ぎ持参した書類をすべて広げてみます。
調査員「決定通知書はそれですねー(遠くから眺めるのみ)」
わたし「はい。」
調査員「パートの方の出勤簿って作成してますか?」
わたし「はい、これです。」
調査員「ふむふむ(パラパラと眺めるだけ)」
という感じで、持参した書類を次々に簡単に眺めてもらい終了しました。
優良認定もされ、向こう4年位は調査は入らないらしいのでほっと一安心です。
注意すべき点
当社は従業員数が少なく、書類もすべて揃っていたので大丈夫でしたが、10人程度以下の小規模事業者の場合、以下を注意したほうが良さそう、という観点3つです。
1.一人社長の場合でも社会保険・厚生年金には加入が必須
国民健康保険・国民年金で大丈夫だろうと、勘違いしている人が多いのですが、気づいた時点ですぐに加入したほうがいいです
2.パートやアルバイトを雇用する場合でも労働時間によっては加入が必須
社会保険の加入条件は徐々に拡大していっていますので、こちらなどを参考にしてみてください
3.普段から出勤簿、労働者名簿等の書類を作成しておける状態にしておく
調査が入る段階になってから労働者名簿のテンプレを入手して作成して、、、では準備が不十分なので、何かしらの労務管理ソフトで運用する事を強くオススメします
今後は、税務調査や労基署の調査等、入ることがあると思いますが、何かと後回しになってしまう事務全般はマメにやっておくに越したことはないですね。
というわけで、今は社長の私が労務もホームページ作成も資料作成も行っているのですが、事務や代表補佐を含め色々なポジションを募集しています!
AI面接官がいよいよ登場?!
そういえば、少し前にネットでこんなニュースを見かけました。
「AIが人間の代わりに面接することで、筆記試験などを省略することができ、人間の個人差による評価のばらつきも改善され、採用基準も統一しやすくなるようです」
ということなんですが、さあ、どうなるでしょうか!
求職者としては・・・私が就職活動してた頃のような超絶氷河期ならば、行きたい企業があれば、(人間ではなく)機械に面接されてもしょうがねーなーという感じで、それでも希望する企業を受けたいと思いますが、今は完全売り手市場且つ今後も人手不足が続くことから、そんな市況感でも人の応募が殺到して学生をふるいにかけなくてはならない、大手・人気企業向けでしょうね!
企業としても、音声や顔認識を含むさまざまなデータを蓄積して、深層学習していくというのは、なんかやらなくちゃいけないことみたいな雰囲気になってきてるので、やっぱ人&機械の両方でやるのかな??
あたたかく見守っていきたいと思います!
会社設立 freee を使って知識ゼロでも自分で会社を設立したお話
私は10月の後半に株式会社を設立しました。
東京商工リサーチ のデータによると、2015年の1年間で、12万社もの法人が新規で設立されているそうです。しかも6年連続で増加傾向です!すごいですね。
さて、独立したり開業・起業している方は、どのように会社設立を行っているのでしょうか。
ざっと、以下のようなケースに分けられます。
- 司法書士などの提供する会社設立代行手続きサービスを使う
- 税理士の顧問契約を前提に会社設立部分の Fee は安めで税理士事務所に頼む
- 自分で手続きをする
どれでやっても登録免許税や各種手数料など必要経費は同じなのですが、1 2 だと当たり前ですが、自分ではない別な人にやってもらうので、代行費用がかかります。時間とお金、どちらを優先させるか迷いましたが、私は 3 の「自分で手続きをする」で行いました。
私の周囲にもこれから独立するという方が増えてきているため、参考事例のひとつとして、会社設立freee を使って自分で株式会社の設立手続きをしたことを書きたいと思います。
なぜ自分で手続きをしようと思ったのか
1円でもお金を節約したかったこと、また曲がりなりにも「人事」の領域での起業だったので、私は士業の方には頼まず自分で手続きをしてみることにしました。
設立手続き完了までの工程
株式会社の手続きフローは主に以下となります。極端な言い方をすると、会社設立freee の言うとおりに記入・実行していったら、あれよあれよと言う間に最後の法務局への提出フェーズになってましたw という感じでしょうか。
本来なら定款を作るのが大変かもしれないのですが、会社設立freee だと会社の住所や事業内容などの固有の情報を定款雛形内の正しい箇所に挿入してくれるので、ラクチンでした。
- 定款を作成する
- 印鑑セットをつくる
- 専門家に定款を認証してもらう
- 公証役場で認証済みの定款を受け取る
- 資本金を入金し、通帳をコピーする
- 定款や登記申請書など必要書類を持って最寄りの法務局へ提出する
この工程を経て、特に書類不備が無ければ設立が完了します。
このやり方で、電子定款の認証経費5,000円のみで会社設立できました。
手続きを終えての感想
忙しくてWEB画面に入力するヒマすら無いとか自称合理主義者・顧問税理士がすでにいる、みたいな人にはオススメできません。
餅は餅屋の考えを徹底してる人にも向かないでしょう。
しかし、少ない資金でまずは小さくはじめてみる方とか、時間に多少余裕のあるひとは私と同じやり方でやってみるといいと思います。
印鑑の注文をしたり、公証役場に出向いたり、銀行に行ったり、最後法務局へ行ったりしたので、それなりに手間はかかりました。しかし、手続きの過程を結構楽しめたりしますし、公証役場とか法務局とか普段あまり行くことないと思うんですが、色んな意味でいい経験・勉強になりました。
法務局の方との「自分で印鑑押してみますか」「せっかくなので自分で収入印紙貼りますか」みたいなやりとりも良い思い出です。
というわけで、私の親しい方々もこのBLOGを読んでくれるようになり嬉しい限りですが、会社設立の際は是非参考にしてみてください。
分からないことあれば、力になれると思います!
「虎の穴プロジェクト」の事業計画コンテストで惜しくも3位でした!
アクロホールディングスの創業者の方とご縁がありまして、2016年8月より TORA NO ANA PROJECT という、なんとも珍しい名前の経営者育成プロジェクトに参加しておりました。
このプロジェクトを通じて、経営者としての心構えの理解とか経理的なお勉強とかをしていくのですが、最終回に自分で作成した事業計画を銀行とかVCの前で発表することができます。
当初は参加しようか少し迷いましたが、ものは試し!というところと、最終回の事業計画発表が面白そうだったこと、また価格が15,000円!と破格なので受けてみることにしました。
最初、こちらのプロジェクトには30人程の参加者がいましたが、土曜日の朝9時から13時というなんとも趣のある時間設定のせい・・・かどうかは分かりませんが、一人二人と抜けていき、最終的には12組(17名)の発表者となりました。
遅刻欠勤は基本厳禁!のプロジェクトです、8月というと私まだサラリーマンをしておりましたが、金曜日どんなに遅くまで飲んでいても、翌日朝9時には日本橋に到着です♪
同じクラスの仲間がいるから頑張れる、というやつですね。クラスには様々な人がいまして、すでに会社を何年も経営されているような方から学生まで幅広いです。
そんなこんなでなんとか3ヶ月半を乗り切ることができ、本日が事業計画の発表会でした。
もともと自分のなかでこれだ!という事業プランがありまして、それをブラッシュアップして発表しようと思ってたのですが、10月のリハーサルで公開した所いまひとつの反応だったため、もうひとつ考えていたほうのプランに路線変更〜。正味1ヶ月で急いで事業プランをまとめます。
そして・・・結果は惜しくも3位!
正直めちゃくちゃ悔しいです。。。が、色んな改良点など見えてきたのと、このような発表がはじめてでしたので、とても有り難い経験となりました。
今日いらしてた金融機関の方々とも、今後連携できそうです。
さあ、どんどん前に進んで行きますよ♪
コーヒータイムは名刺スキャンと共に
名刺管理アプリの Eight ですが、一度使い始めたらその便利さに私はもうやめることができません!
前までは、割りとこまめにスマホで撮影して名刺データを取り込んでいましたが、最近サボっていたら、とんでもないことに・・・w
今から一枚一枚写真を撮影するのも大変だし、スキャナーを買うほどでもないし、どうしようと思ってた時に、こんなサービスを見つけました。
なんと、都内のAppBank Storeやルノアール、コワーキングスペースで、無料でスキャナを使って名刺をEightに取り込めるそうです。
ルノアール!ということで、早速ランチ終わりに代々木のルノアールへGO。
スキャナーありましたー。
試しに10枚位取り込んでみることに。
お、はやい!スピーディ!!
動画はこんな感じ。一部ぼかしをいれています。
ルノアールで無料でできる名刺のスキャンが便利。#名刺 #ルノアール pic.twitter.com/lvy5kSQv0W
— wakako ito (@wamii1006) 2016年11月1日
何回かに分けて、持参した100枚ほどの名刺スキャンを終えることができました。
ルノアールじゃなくても、ホテルなど全国にスキャンスポットはあるようですよ!
本当に枚数の多い人は、預けたら有料でスキャンしてくれるサービスも良いかもしれないですね。
私は会社設立したての節約モードなので、しばらくは500円の美味しいコーヒーと共に優雅なスキャンタイムを過ごしたいと思います。
日本の採用選考フローに動画が定着する日は来るのか
毎年行われている HR Technology Conference ですが、今年は10月初旬にシカゴで開催されていましたね。
私は残念ながら行けませんでしたが、周囲の HRTech でお仕事をしてる人たちは、結構行ってたみたいです。うらやましいです!
早速、シカゴから帰ってきたばかりのデータアナリスト女性社長とランチをしながらどんな様子だったが聞いてみたところ「米国は超進んでて愕然とした」とのこと。
確かに、米国では動画面接プラットフォームの HireVue が数百万ドルもの資金調達に成功していたり、interviewstream や Montage など、すでに同じようなサービスが乱立しています。日本でも Recme や JobReco など、数年前からプレイヤーはいますね。
米国と日本、様々な環境の違いがあるとはいえ、肌感覚として、日本ではまだ浸透する雰囲気が無いといいますか、、、何か言うと Skype でいいんじゃね?と一蹴されてしまうこと多しです。
HT×IT の業界に生きる人間としては、是非とも動画×採用を盛り上げたいですが、何かあともうひと押しというか、多分あとちょっとなんですよねきっと。根本的な何かが足りないのが、あるけど伝えきれてないのか・・・?
今日、ある人の Facebook 投稿が流れてきまして、日本の様々な採用サービスは元々魂が入ってない・・・システマティックにやればいいってもんじゃない・・・など書かれていまして、とても考えさせられるわけです。
確かに、人を人とも思ってないような、テキトーな業者もいますからね。私はとくに一部のSES業者さんにテキトー感を感じることがあります。
話がそれてしまいましたが、動画あともうひと押しなんですが、動画ありきではない所から紐解いていってみたほうが良さそうです。